花芯

8月6日(土)テアトル新宿他全国公開

発表当時、著者に「子宮作家」のレッテルが貼られ以後、長く文壇的沈黙を余儀なくされた瀬戸内寂聴原作 主演・村川絵梨で初の映画化! 原作:『花芯』瀬戸内寂聴著(講談社文庫刊)

監督:安藤尋 脚本:黒沢久子 
出演:村川絵梨、林遣都、安藤政信 /毬谷友子
配給:クロックワークス 製作:東映ビデオ、クロックワークス
2016年/日本/95分/ビスタサイズ/DCP5.1ch/R15
(C)2016「花芯」製作委員会

原作


小説家、尼僧(寂庵庵主、禅光坊住職、天台宗権大僧都)。旧名・瀬戸内晴美。 1922年5月15日徳島県出身。1943年、東京女子大学国語専攻部を卒業。結婚し、夫の任地である北京へ同行、敗戦後帰国。離婚して文筆活動を始める。56年『女子大生・曲愛玲』で新潮同人雑誌賞受賞後、1961年『田村俊子』で第1回田村俊子賞、1963年『夏の終り』で第2回女流文学賞を受賞し、作家としての地位を築いた。1973年中尊寺で得度受戒、『寂聴』の法名を得る。1979年京都・嵯峨野に寂庵を結び、道場「サガノサンガ」を開いた。1987年岩手県浄法寺町天台寺住職(05年まで。現名誉住職)、敦賀女子短期大学学長に就任(91年まで)。1992年『花に問え』で第28回谷崎潤一郎賞、1996年『白道』で芸術選奨文部大臣賞、1997年文化功労者となる。1998年NHK放送文化賞、『源氏物語現代語訳』全10巻刊行完結、2001年『場所』で第54回野間文芸賞、2002年新作歌舞伎『源氏物語 須磨・明石・京』で第30回大谷竹次郎賞、2006年イタリア国際ノニーノ賞、文化勲章受章。2007年比叡山禅光坊住職に就任。2008年坂口安吾賞受賞。2009年徳島県鳴門市に曼陀羅山寂庵別院「ナルト・サンガ」開庵。2011年岩手日報文化体育賞受賞、泉鏡花賞受賞。2015年モラエス賞受賞。徳島県立文学書道館名誉館長、宇治市源氏物語ミュージアム名誉館長。現在も活発な宗教活動、社会活動を展開しながら執筆活動を続けている。

「花芯」は活字になるなり、子宮作家、エロ小説と、悪口雑言を受け、それに名もない作者、私が反抗したため、その後五年間、文学雑誌から干された小説である。私にとっては、この一作の不幸な運命の為、かえって六十余にわたる小説家の生活がつづいたという因縁の作品である。今度はじめて映画化された。それに関ってくれたすべての人に感謝する。どの映画化の時も、小説と映画は明らかに違う芸術だと信じていて、原作者としての文句は一度も言ったことはない。映画としての成功をひたすら祈るばかりである。  「花芯」は「子宮」という中国語である。主人公の全裸体の美しさ!身体を張った捨て身の演技の迫力に感動!