花芯

8月6日(土)テアトル新宿他全国公開

発表当時、著者に「子宮作家」のレッテルが貼られ以後、長く文壇的沈黙を余儀なくされた瀬戸内寂聴原作 主演・村川絵梨で初の映画化! 原作:『花芯』瀬戸内寂聴著(講談社文庫刊)

監督:安藤尋 脚本:黒沢久子 
出演:村川絵梨、林遣都、安藤政信 /毬谷友子
配給:クロックワークス 製作:東映ビデオ、クロックワークス
2016年/日本/95分/ビスタサイズ/DCP5.1ch/R15
(C)2016「花芯」製作委員会

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「花芯」は活字になるなり、子宮作家、エロ小説と、悪口雑言を受け、それに名もない作者、私が反抗したため、その後五年間、文学雑誌から干された小説である。私にとっては、この一作の不幸な運命の為、かえって六十年にわたる小説家の生活がつづいたという大切な作品である。今度はじめて映画化された。それに関ってくれたすべての人に感謝する。どの映画化の時も、小説と映画は明らかに違う芸術だと信じていて、原作者としての文句は一度も言ったことはない。映画としての成功をひたすら祈るばかりである。 「花芯」は「子宮」という中国語である。主人公の全裸体の美しさ!身体を張った捨て身の演技の迫力に感動!
―瀬戸内寂聴
園子という役は演じることの大変難しい役でした。彼女は「愛」という社会的な感情で心を満たすのではなく、「恋」という反社会的な狂気に身も心も捧げてゆく女性です。この役を演じる女優は、女性としての意志の強さと刹那的な儚さを体現できなくてはなりません。村川絵梨さんはそんな、女性としての意志の強さと儚さを兼ね備えた、稀有な女優だと思います。彼女は凛とした芯の強さと、その中にも繊細に揺れ動く儚い感情があることを表現できます。彼女と仕事をしたいと思いつつもなかなか実現できずにいましたが、今回の『花芯』でやっと念願が叶いました。そして現場での村川さんは見事に園子その人でした。そして、肉体的にも精神的にもとても困難を伴うこの役に、臆する事なく挑戦してくれました。村川さんが演じることによって、園子の「恋」が単なる狂気ではなく、人が人を恋する上でそれは深い悲しみでもあるということが表現出来たのではないかと思います。
―安藤尋監督
園子という一人の女性の人生を演じきったことは、ひとつ大きな恋を経験したような感覚でした。私自身も、彼女の人生観に触れて強くなった気がしています。静寂の中にも、ふつふつとした女性の情愛が美しく描かれた作品です。8月の公開に是非、ご期待下さい。
―村川絵梨
奔放で儚げな女性はこんなにも美しいものなのか。手を上げてしまいそうな程憎たらしいけれど、抱き締めずにはいられない。見つめ合うだけで簡単に心を奪い奪われていく女と男の姿をじっくりと観ていただけたらと思います。
―林遣都
表現したい事、作りたい事に対して今、厳しい日本映画界で伝えたいと志を感じるクルーに入れた事に感謝。村川絵梨の剥き出しの表現に未来を感じた。
―安藤政信