2020年1月期の月9ドラマ「絶対零度～未然犯罪潜入捜査～」（シーズン４）は、前作シーズン３から引き続き主人公の井沢範人を沢村一樹さんが演じていますが、上戸彩さんが主人公の桜木泉を演じたシーズン１、シーズン2も、とても人気の高い作品でした。ここでは、そんな人気シリーズ作品のうち「絶対零度～特殊犯罪潜入捜査～」（シーズン２）の全話のネタバレや、無料視聴方法をご紹介します。
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Contents
絶対零度 シーズン2、 1話ネタバレ
【第1話】走り出せ! のろまなカメ（視聴率：15.4％）
https://www.fujitv.co.jp/C-273/story/index11.html
物語は、桜木泉（上戸彩）をはめとした４係のメンバーが、特殊犯罪捜査対策室に異動となっているところから始まります。
ただし、シーズン１終了後に放送されたスペシャルドラマで殉職した、宮迫博之さん演じる塚本は居ず、代わりに、「歩くトカゲ」との異名をもつ潜入捜査のプロ、瀧河信次郎（桐谷健太）が加わり、泉の教育係を担当します。
潜入捜査の基本、尾行が苦手な泉はさっそく瀧河から厳しく指導をされ、またメモをとらずにすべて頭に入れるよう注意されます。
そんな中、捜査の連絡が入ります。
ここ６か月の間に１３件もの死亡事故をおこした欠陥商品を販売していた会社への捜査です。
商品も様々、購入者にも共通点がみられず、さらに購入する必要がないように思える人たちが購入しているなど、不可解な点が多くあり、また欠陥商品をネタに恐喝する企業恐喝の可能性も考えられました。
テレビの情報番組でも、日本消費者救済機構の朝倉千賀子（戸田菜穂）が欠陥商品による一連の発火事故の問題点を指摘しています。
特殊班は、事故にあう前の被害者に接触していた男を突き止めます。
男は飯野（田中幸太朗）という介護士で、オフィス街で弁当の移動販売をしている香織（前田亜季）という恋人と同棲中でした。
その飯野の捜査に際しても、泉は監視尾行がうまくできず、瀧河に指示があるまで動くな
と言われてしまいます。
事件の真相を探るために、泉は、弁当を買いに来たOLに扮して香織に接触しますが、毎日通って仲良くなれとの指示に、泉は心を痛めます。
一方、飯野をマークしていた特殊班の白石（中原丈雄）らは、飯野がある男に介護している老人らの運転免許証と何かのリストを渡しているところを目撃します。
飯野が免許証を渡した男は、後の捜査で、日高（和田聰宏）といって、飯野が昔悪さをしていたときの先輩であることが判明しますが、日高もまた誰かに使われている様子です。
泉は香織とさらに仲良くなり、香織の部屋に上がることに成功、そこで瀧河の指示どおり集音マイクを付けますが、罪悪感に苛まれます。
そして、そこにあった母子手帳から、香織が妊娠していることが判明します。
その頃、日高を捜査していた特殊班は、香織と泉の会話に、飯野が最近西葛西にいったことを知ります。
そこに、殊犯罪捜査対策室捜査支援分析班の竹林（木村了）から、リストの画像解析から、西葛西の山本という人物の名前が解析できたと連絡が入ります。
飯野が常に被害者が亡くなる直前に会っていたことから、特殊班は西葛西へ急ぎます。
が、すでに山本は一酸化中毒で亡くなった後でした。
その頃、日高を見つけ、追跡していた白石らは、日高が日本消費者救済機構の朝倉と会っているところを目撃するのでした・・・。
絶対零度 シーズン2、 2話ネタバレ
【第2話】決断（視聴率：14.2％）
https://www.fujitv.co.jp/C-273/story/index11.html
飯野（田中幸太朗）が会った人物が次々に欠陥商品による事故で死亡し、飯野から老人らの免許証を受け取っていた日高（和田聰宏）は日本消費者救済機構の朝倉（戸田菜穂）と会っていたことから、特殊班はこの３人が関連する事件と考え、朝倉のところにも潜入調査をすることにします。
朝倉が代表を務めるNPO法人に白石（中原丈雄）と磯村（小林高鹿）とで出向き、求人に応募しますが、簡単にはいきません。
朝倉が席を外したタイミングを見計らい、白石は盗撮用のモニターを設置し、磯村は男性社員に話を聞きました。
その頃には、桜木泉（上戸彩）は、罪悪感を覚えながらも飯野の恋人・香織（前田亜季）とさらに親密になり、飯野の話を聞けるまでになっていました。
そんな中、倉田（杉本哲太）が、一連の死亡事故が殺人事件であることを突き止めます。
欠陥製品を出した企業の株価は下がり、さらに朝倉がテレビなどメディアで取り上げることでさらに評判を落として株価が暴落する。
このように株価を操作することで、利益を得ていたのです。
その後、白石の聞き込みで、朝倉は団体の共同設立者でもある沢田（平岳大）という男と親密だということがわかり、４係はその動向から沢田が主犯とにらんで、さらに捜査を進めます。
一方、次のターゲットを詮索するために、泉は飯野のノートパソコンからメールデータを盗みます。
そしてそこから、事故死に見せかけられた被害者は皆、自殺志願者でだったことが判明します。
長嶋（北大路欣也）はと高峰（山口紗弥加）は、朝倉を訪ね、朝倉の団体に集まるデータを沢田が悪用し、一連の事故死事件が起きていることを説明します。
朝倉の捜査協力を取り付け、沢田を呼び出しますが、朝倉のいつもと違う様子に感づいた沢田は逃亡し行方をくらましてしまいます。
しかし、支援分析班の竹林（木村了）が沢田からの電話の音声を分析し、アジトの場所の絞り込みに成功、そこから瀧河（桐谷健太）がアジトを割り出し、沢田を逮捕することに成功。
その後、白石に追われていた日高も確保され、飯野も香織のマンションで身柄を確保されました。
事件は解決しましたが、姿を見せなくなった泉を心配して留守電を残す香織には会いに行けない泉。
罪悪感を捨てられずにいる泉に、長嶋は「立ち止まったら悲劇が待っているだけ」と声をかけるのでした。
絶対零度 シーズン2、 3話ネタバレ
【第3話】誠意の嘘（視聴率：13.1％）
https://www.fujitv.co.jp/C-273/story/index11.html
室長の長嶋（北大路欣也）が、特殊犯罪捜査対策室のメンバーのもとに、医療機関MNPの職員・野田祐二 （内倉憲二）がトラックに跳ねられ不審な死を遂げた事件の説明をしています。
MNPは世界的な新薬開発機関で、国家プロジェクトも扱い、警察OBも多くいました。
まず特殊班が野田の事故があった付近の防犯カメラを調べると、野田は４人の男に追われていて、事故にあい倒れますが、その後野田のポケットを探る男が映っていました。
野田のポケットを探っていた男は、MNP副所長の北村正宗 （阪田マサノブ）で、野田の事故の第一発見者でもありました。
MNPに捜査協力を依頼するも、機密情報が多いという理由で、施設内の防犯カメラの映像はもちろん、入館管理の名簿の提出も拒まれてしまいます。
そこで、泉が治験の被験者として、瀧河がMNPの警備会社の職員としてMNPに潜入します。
厳重な警備体制の中、瀧河と泉は、野田がデータを持ち出したことや、そのデータが回収できていないこと、さらに野田が死亡した翌日から警備員が行方不明になっていること、所長の東海林（小木茂光）を殴って辞めた野田の親友・三木（水橋研二）という人物がいるとの情報を得ます。
一方、白石（中原丈雄）と磯村（小林高鹿）は、MNPの北村副所長がロシアの新薬を開発するステファン社の社員と話している現場に目を光らせています。
ロシア語にも精通している捜査支援分析班の竹林（木村了）によると、ステファン社が北村をヘッドハンティングしようとしているとのことでした。
その後、野田の事故時の防犯カメラの解析をつづけていた竹林が、野田が事故にある直前に三木と接触していたことを発見したため、今度は三木の勤務先である予備校に泉が予備校生に扮して潜入することに。
泉は、三木に野田の話を聞きますが、三木は野田がMNPに入社してから変わったと愚痴ります。
行きつけの居酒屋で酔いつぶれた三木に近づく泉、それを見守っていた白石と瀧河が、隙を伺って事故直前に野田が三木のカバンに忍ばせたUSBメモリを回収します。
そのUSBメモリには、新薬の設計図らしきものが入っていますが、竹林をもってしても解読はできませんでした。
一方、野田が通っていた関東医大の小児病棟で聞き込みを続けていた磯村は、そこにいた子供たちがMNPの新薬・SLEの治験に参加していたことを突き止めます。
そして、関東医大の中では、治験に参加した子供たちにガン発症率が高いことを異常だと考えていることもわかります。
そんな中、MNPが近日中に、新薬発表の記者会見を開くとテレビで発表しました。
泉と瀧河はMNPに潜入し、やっとの思いで新薬のデータをコピーすることに成功、長嶋はそのデータの解析を三木に依頼します。
三木ははじめ断りますが、野田が三木と一緒に賞を受賞したときの盾を大事に持っていたことを知ると、解析を承諾。
そして、新薬に発がん性の危険があることが判明します。
長嶋と、捜査一課に異動した深沢（丸山智己）はMNPの所長・東海林のもとを訪れ、新薬の発がん性危険について話ますが、認めようとしません。
そんな東海林に、長嶋は殺人容疑の逮捕令状を突き付けました。
東海林は、新薬の発がん性を公表しようとした野田ともみ合いになり、止めに入った警備員を振り払ったところ、打ちどころが悪く死んでしまったのです。
野田のことも口封じのために殺害したことを、東海林は自白しました。
事件解決後、三木は野田の意思を継ぐように、また研究者の道に戻りました。
その知らせに、泉も喜ぶのでした。
絶対零度 シーズン2、 4話ネタバレ
【第4話】刑事失格（視聴率：11.3％）
名門小学校の教応学園の生徒が何者かに連れ去られたという目撃情報がいくつか入り、特殊班が捜査することになります。
しかし学校側は、そんな事実はないといい、保護者からの通報もありません。
桜木泉（上戸彩）は、なぜ学校側が隠すのか不思議に思っていると、倉田（杉本哲太）が12年前に教応学園で起きた誘拐事件で、捜査ミスが原因で子供は殺害され、犯人も逃走中に死亡した事件があったことを教えてくれます。
しかし、捜査支援分析班の竹林（木村了）が現場の防犯カメラの映像を確認すると、カーブミラー越しに男児が連れ去られている様子がしっかり映っていました。
その画像を教応学園初等部副校長の氏家嘉子（七瀬なつみ）に見せますが、画像だけでは学園の生徒かわからないこと、保護者から何も訴えがないことを理由に捜査協力を拒否されてしまいます。
そこで室長の長嶋（北大路欣也）は、白石（中原丈雄）と磯村（小林高鹿）を教応学園に潜入させますが、全校生徒300人以上いる中から、誘拐されたと思われる生徒を探すのは至難の業と、さらに泉をガーデナーとして潜入させます。
泉は職員会議のタイミングを見計らい、生徒の住所録や出席簿を撮影することに成功します。
外に出た、泉は、映像のカーブミラーに映っていたらしき男児をみかけ、声をかけます。
その後、特殊班では出欠簿などの精査から、誘拐されたらしい児童が3人いることが判明、その中には、泉が声をかけた男児・大塚則人（青山和也）も含まれていました。
ガーデナーに扮した泉が花壇の手入れをしていると、三峰浩太（戸谷駆）と則人がやってきたので、花の植え方を教えていると、教頭の氏家が現れ、子供たちに余計なことを教えるなと泉から引き離します。
すると、学園長の福井（キムラ緑子）がやってきて、氏家の態度を謝罪しながら、この学園の父兄は爪に土がついているだけで何か言ってくる可能性があることを教えてくれたのです。
その後、瀧河（桐谷健太）が、則人の母から、やはり則人は誘拐されていて、5000万円の身代金を学園の口座に振り込んだことを聞き出し、この誘拐に学園が絡んでいることが考えられました。
しかし、学園のガードは厳しく、なかなか捜査が進まずにいると、今度は三峰くんが学校を休んでいることがわかり、特殊班は三峰くんの行方を追い始めます。
瀧河が三峰くんの家を張り込むと、部屋に浩太がいる様子がないことがわかり、やはり誘拐が疑われましたが、三峰くんの父親が経済産業省副大臣を務める国会議員だったため、捜査をやめるように上層部から圧力がかかります。
しかし、室長の長嶋は、特殊班での捜査を続行することを決断します。
泉は、則人に、浩太が則人と同じように連れ去られていることを話し、則人に当時のことを聞くと、目隠しされていたが、手を握ってくれたのが教頭の氏家だったと思うと答えます。
そこで、泉たちは、外出する教頭を追いますが、教頭が持っていたカバンには学園のパンフレットが入っているだけ。
実は本当の受け渡しは学園長の福井だったのです。
福井が怪しいと踏んでいた瀧河が福井を尾行し、犯人と交渉している場で犯人もろとも逮捕することに成功。
福井は、誘拐されるかもとの緊張感が保護者に子供を大切に思うきっかけになると、誘拐犯人に協力していたのです。
こうして事件は解決しましたが、ただ一つ、犯人と福井を結び付けた差出人不明の手紙が謎のまま残ってしまいました。
絶対零度 シーズン2、 5話ネタバレ
【第5話】無の殺意（視聴率：11.9％）
桜木泉（上戸彩）と瀧河（桐谷健太）は、犯罪予防研究室の前島（高杉亘）の講義を受けています。
犯罪が多発している場所や、暗い場所、人気のない場所を地図に落とし込んで前島が作成した防犯マップの危険個所と同じ場所で犯罪が起こっており、マップ作成の情報が漏れている可能性が指摘されました。
そこで、泉と白石（中原丈雄）がマップ作成のスタッフとして潜入し、さらに高峰（山口紗弥加）も自身の居住区であることから娘の詩織（毛利恋子）と共に住民として参加します。
特殊班が犯罪が起きた各所の防犯カメラを確認すると、同じ40代の男が同じナンバーの車を運転している映像が確認されました。
また情報漏洩の点から、マップ作成に参加したボランティアスタッフを探ると、スタッフの1人、スーパーの店長・梶田（松林慎司）が資料のコピーをどこかに持ち出していることが判明。
情報は、窪田修輔（若林宏二）という男が経営する都市開発デザイン研究所に流れていて、しかも窪田は、最近起きている事件現場の防犯カメラに映っていた男だったのです。
そこで、瀧河と磯村（小林高鹿）が窪田の会社に潜入、隠しカメラを設置します。
すると、窪田が政治家と会っていることがわかり、怪しい様子が伺えました。
梶田を調べていた泉と白石は、梶田に多額の借金があることを突き止めます。
そんな中、またもや防犯マップの危険個所でホームレスが襲われる事件が起こりさらに、同じような事件が板橋、江戸川でも件起きていたこともわかりますが、それぞれの被害者には接点はありませんでした。
しかし、泉は、他の2か所の被害者はいずれも居住区で襲われているのに対し、板橋の被害者だけ住所が調布と、現場から離れていたことが気になります。
一方、泉、詩織と一緒にマップ作りをしていた前島が、突然周りを見渡したかと思うと、倒れてしまいます。
高峰は、前島の過去のトラウマから、事件に関わっている可能性を指摘し、前島も捜査対象とするようにいいます。
さらに捜査を進めると、事件があった箇所には都市開発の計画があり、さらに土地買収が難航していことが判明、一連の犯行は窪田の仕業を考えられましたが、まだ証拠がありません。
そんな中、最初の事件の被害者は、実は窪田に誘拐事件を起こすように指示されていたものの、何者かに襲われ、誘拐は未遂に、そして自身は暴行事件の被害者となったことが判明。
犯罪が起きた土地は地上げがしやすくなる、その効果をねらって窪田は事件を起こさせていたのです。
そこに、前島が治療を受けていた病院を抜け出したと連絡が入ります。
前島は、子供の頃に一緒に歩いていた姉が、男に襲われ殺害されたという過去があり、そのため、子供に危害を加える男を襲っていた可能性が考えられたのです。
再び前島が事件を起こすかもしれないと、特殊班は世田谷に急ぎます。
危険個所で張っていると、なぜか高峰の娘・詩織の姿。
犯人が詩織に襲いかかろうとしたとき、前島が姿を現し、男に襲いかかります。
とっさに瀧河が前島を止め、前島はそれ以上暴行することはありませんでした。
その後、窪田も逮捕され、土地買収に絡んでいた政治家にも捜査の手が伸び、事件は解決しました。
しかし、今回、犯罪に手を染めた者たちが借金を抱えたのは、突然預金が0円となったという謎が残ったのでした。
絶対零度 シーズン2、 6話ネタバレ
【第6話】3つの嘘（視聴率：13.1％）
高名な有働グループの会長が集めた有働コレクションから、有名なロメールの3部作品のうち1作品だけ盗まれ、窃盗犯により警備員が刺され後に死亡する事件が起き、特殊班により捜査が開始されます。
会長の娘・有働三奈子（霧島れいか）の証言によると、事件が起こる前に絵画を見せてほしいと1人の男が訪ねてきたといいます。
防犯カメラの映像から、近くの駐車場で、訪ねてきた男が、ある男、後に海外でも人気がある西洋画家の椎名清剛（石黒賢）と会っていたことが判明。
椎名が事件に関係していると睨んだ特殊班は、募集していたハウスキーパーとして、桜木泉（上戸彩）を椎名の家に潜入させます。
泉が椎名の家で仕事をしながら、有働コレクションから盗まれた1枚を捜索していると、椎名をある男が訪ねてきました。
その男は、上原画廊に勤務する椎名の担当画商・内山和生（市川訓睦）、有働コレクションを見に来た男でした。
白石（中原丈雄）が上原画廊の社長・上原秀典（井上肇）について調べると、表では椎名などの絵を取り扱っていましたが、裏では盗品などの闇取引をしていることが判明。
そして近々、闇の美術品取引があると睨んだ特殊班は、椎名の動きに目を光らせます。
さらに、白石と瀧河（桐谷健太）は、上原の画廊の客に扮して訪れると、隙を見計らって瀧河が事務所からオークション情報などの資料を確認します。
そこで、瀧河は、椎名が上原にロメール3部作の捜査を依頼していたことを知ります。
一方、椎名との距離を徐々に縮めた泉は、不愛想ながら椎名からも話をしてもらえるほどの関係になっていました。
泉が気分転換も必要と椎名を外に連れ出している間に、瀧河らが椎名の家から、盗まれた1枚を発見します。
やがて、椎名が無名時代に、ロメールの贋作を描いて売っていた過去があったことが判明します。
その贋作を購入したのが、有働会長だったのです。
有働会長に、「今は猿真似に過ぎないが、この別れ道で本物になるかもしれない」と言われ、その言葉を糧に椎名は作画に励みました。
そして、有働に真作を返すべく、上原を偽り贋作の2作品を真作とすり替えて渡し、1枚ずつロメールの真作を贋作と交換していきます。
先日盗んだ1枚が最後の贋作だったが、最後の真作を返す前に、有働は亡くなってしまったのです。
それでも返そうと有働家に行ったところ、警備員に見つかり、一緒に行っていた上原が警備員を刺してしまったのです。
しかし、有働は娘・三奈子に託した遺言に、購入した作品が贋作と知っていたこと、ロメールの真作として購入することで、貧しくも才能のある青年画家を大成させたい、と気持ちを残していたのです。
そして、三奈子が椎名に渡した絵画と添えられた手紙には、「贋作であっても三部作を手に入れる夢を見せてくれた君へのお礼として、君と出会った20年目の今日、君に返す」としたためられていました。
その後、椎名は自供し、上原らも罪を認め事件は解決。
一件落着の特殊班に、捜査一課に異動した深沢（丸山智己）から連絡が「畑山を見つけた」と連絡が入るのでした。
絶対零度 シーズン2、 7話ネタバレ
【第7話】偽りの街（視聴率：12.7％）
瀧河は、医師から、り患している正常眼圧緑内障による視野狭窄が進んでいると診断を受けていました。
特殊班は、ここ数か月の間に連続して起きている宝石強盗事件を捜査していまし。
10件あるうちの2件では、被害額が大きく、警備員が殺されるなど手口が有名店ばかりを狙う「月盗団」と同じであったものの、町の小さな宝飾店でも被害が出ていたため、別の犯人像も考えられています。
その後、現場に残された靴跡から、「聖山タウン」というセレブばかりを集めた防犯のモデルケースの町で使われているウッドデッキの繊維が発見されます。
そこで特殊班の桜木泉（上戸彩）と瀧河が夫婦に成りすまして、「聖山タウン」に潜入します。
泉と瀧河は住民が開いてくれた歓迎パーティーに参加し、それぞれ住人達と話し情報を収集します。
その後、ジョギングをすると見せかけて「聖山タウン」の外にでた泉と瀧河は、署に戻り、防犯カメラやの映像から、事件当日に「聖山タウン」の外に出た13人を割り出します。
さらに捜査を進めていると、「聖山タウン」の外で張っていた白石（中原丈雄）が、深星秋信（鈴木一真）が外では質素な食事をしていることに違和感を覚え、泉に秋信の家を探るようにいいます。
秋信の家を訪れた泉は、隠しカメラを仕掛け、秋信の妻の怜奈（野波麻帆）から、秋信は事件のあった金曜日は毎週、友人で「聖山タウン」の住人の大熊（笠原紳司）とゴルフの練習に行くことを聞きます。
さらに怜奈の目を盗んで、秋信の靴底の写真を撮り、画像を送信。
後に秋信の靴底は、強盗事件現場にあった靴跡と一致します。
特殊班が秋信の身辺を調べると、秋信が務める証券会社の業績が悪化し、収入が激減していることが判明。
さらに、ゴルフの練習に行っている事実はないこともわかります。
翌日、秋信と大熊が連れ立って出かけていくのを尾行すると、とある工場に入っていきます。
2人は、週末に工場でアルバイトをしていたのです。
これまでの捜査は空振りに終わり、うなだれていた瀧河のもとに、再び宝石強盗事件が起きたと連絡が入ります。
泉は、その日、秋信ら夫たちが出かけた後に、怜奈と大熊の妻が出かけていたことを思い出し、再び秋信の靴底を調べてくれるよう頼みます。
すると、秋信の靴跡は、足の小さな人間がはいていたことがわかります。
宝石強盗は、妻たちの犯行だったのです。
リーマンショックのあおりで収入が激減した秋信、家を守る怜奈のもとに、FXの勧誘、それにも失敗し、大きな借金を作ってしまい犯罪に手を染めてしまったのです。
さらに、大熊の妻が、被害にあった町の宝石店の店主と会っていたことがわかり、彼女たちを利用した偽装強盗だったことがわかります。
秋信の妻・怜奈、大熊の妻は逮捕され、事件は解決。
しかし、誰が怜奈にFX勧誘の手紙を送ったのかは、謎のままです・・・。
絶対零度 シーズン2、 8話ネタバレ
【第8話】敵、現る（視聴率：10.7％）
桜木泉（上戸彩）たちのかつての同僚・塚本（宮迫博之）の命を奪った畑山（堀内敬子）が、女性猟奇殺人事件のニュースを流す街頭ビジョンを見上げています。
その女性猟奇殺人事件の4人目の被害者の遺体から、犯人のものと思われる指紋や皮膚片などが検出されますが、そのDNAは分析班の竹林（木村了）のものと一致し、竹林は同事件の容疑者となってしまいます。
犯行を否定する竹林ですが、物証はすべて竹林に不利なものばかり。
竹林は、特殊班が無実を晴らしてくれることを信じ、警察に身を委ねます。
特殊班は、竹林が2か月前から、男に付けられていたといったことから、竹林が買い物をし店の防犯カメラなども確認しますが、竹林と後をつけていた男の姿はなかなか見つかりません。
そんな中、街角の占い師が、竹林と後をつけていた男を見ていたといいます。
そして、男が落としたネクタイピンを預かっているという占い師、そのネクタイピンから男はショッピングサイトを運営するAlways.netの社員であることが判明。
しかも被害者となった女性はみな、Always.netのショッピングサイトの利用歴があり、竹林も利用したことがありました。
泉と瀧河（桐谷健太）が、Always.netのカスタマーセンターに派遣社員として潜入、そこである女性客を「CT」と呼んでいるのを耳にします。
また、16階にあるサーバールームで情報が一括管理されていること、そこは社員の荒木貴則（岡田義徳）と森下賢治(村杉蝉之介)ら声紋登録されたものしか入れないとの情報を得ます。
そこで、設置した隠しカメラから声紋を録音し、泉と瀧河が16階の部屋へ向かい情報をコピー、そこで被害者たちが「CT」と記されていたことがわかると、プロファイリングのプロである高峰（山口紗弥加）が、声が関係している可能性を指摘します。
そして、被害者の家族に確認すると、被害者の声を似ていることがわかります。
そこで、その声質に似せた声を作成し、荒木と森下の反応を見たところ、荒木が仕事を休みなにやら動き始めます。
レンタカーを借りた荒木は、おとりとなった特殊班の猪原（峯村リエ）を襲おうとしますが、途中誰かから犯行をやめるように連絡が入ります。
その頃、科捜研の分析の結果、竹林のアリバイを崩した防犯カメラの映像に細工がされていたことや、竹林のデータも書き換えられていたことがわかり、無事、竹林の容疑は晴れます。
猪原を襲うことをやめた荒木を尾行していた泉らでしたが、荒木に気付かれ逃げ出されてしまいます。
荒木を追う特殊班ですが、行く手で銃声が響きます。
駆け付けると、荒木は銃弾に倒れていました。
そこで畑山らしき女を目撃した瀧河と二手に分かれて追っていた泉は、背後から畑山に銃口を向けられてしまったのでした・・・。
絶対零度 シーズン2、 9話ネタバレ
【第9話】真の敵は（視聴率：11.0％）
女性会員連続猟奇殺人事件の犯人・荒木（岡田義徳）を追っていた泉は、かつての同僚・塚本（宮迫博之）を殺めた畑山（堀内敬子）と再会、最後から銃を向けられてしまいます。
しかし、畑山は何もせずそのまま逃走、再び行方不明となってしまいます。
ときを同じくして、柴崎外務大臣（丹波義隆）の娘・真結（藤村聖子）が何者かに誘拐され、その目的は身代金とエネルギー事案に関する両方が考えられたため、特殊班も捜査に加わることになります。
すると、犯人から明日の正午までに3億円用意するように、真結の動画を添付したメールが送られてきます。
そんな中、柴崎大臣の秘書・関根（大谷英子）が不穏な動きをしたため、関根を探るために桜木泉（上戸彩）と瀧河（桐谷健太）が選挙事務所に潜入し、隠しカメラや隠しマイクを設置します。
分析班の竹林（木村了）が、入ってくる無線を聞いていますが、時折無線のつながりが悪くなり周波数を合わせるのに難儀しています。
その頃、同じように、無線を聞く木幡雄一（ユースケ・サンタマリア）という男がいました。
木幡のもとに、畑山から経過を報告するメールが届きます。
一方、選挙事務所に潜入した泉と瀧河は、秘書の関根が誰かに警察の情報を送っていることに気付きます。
その相手は、関根の兄でフリージャーナリストの関根邦弘（木下政治）、今回の犯人と目されている男です。
警察の無線を傍受している木幡は、警察の動きを逐一把握しネットにアップ、計画の変更もすべて知られてしまいます。
警察がいることに怒った関根が、身代金の受け渡し時間を早めるように要求、秘書の関根が兄に情報を流すことを危惧し、嘘の捜査員配置情報を流しますが、それもすべて木幡に知られてしまいます。
そんな中、柴崎大臣が身代金の受け渡しの場所に出向くと、真結は無事に返されますが代わりに身代金と柴崎大臣が連れ去られてしまいます。
その後、犯人から監禁されている柴崎大臣の画像と共に「これが始まりだ」とメールが届きます。
一方、木幡に呼び出された畑山が指定された場所に行くと、そこに木幡の姿はなく、代わりに荒木（岡田義徳）を撃った木幡の部下・川島智裕（中村倫也）という男が現れ、木幡からの伝言を残して去っていきます。
畑山は逃げるように、警察に自首をします。
その頃、泉は瀧河の様子がおかしいことを問いただしていました。
絶対零度 シーズン2、 10話ネタバレ
【第10話】対決の罠（視聴率：13.5％）
桜木泉（上戸彩）のかつての同僚塚本（宮迫博之）を手にかけた畑山（堀内敬子）が自首してきました。
泉とだけ話すといった畑山と対峙する泉、畑山は荒木を殺したのは自分ではなく川島（中村倫也）だと話し、川島から身を守るために自首したといいます。
そして、東京理工大学情報処理学科の大学院生川島智裕を調べること、畑山の所持品にある手帳を読むように告げます。
捜査一課の深沢（丸山智己）は、畑山は戸籍上死亡しているため、立件するには畑山の素性を掴まなければならないと話します。
その頃、畑山を始末しそこねた川島は、木幡（ユースケ・サンタマリア）に捨てきられそうになりますが、もう一度チャンスをくれるよう頼んでいました。
一方、柴崎大臣（丹波義隆）の誘拐事件では、実行犯が柴崎大臣の監禁画像を公開し、後日開催されるエネルギーサミットで柴崎大臣の罪を暴露すると発表しました。
関根（木下政治）の地元は、柴崎大臣が作ったリジンガスプラントが出す有害物質の影響で亡くなった子供や大人が出ていて、関根の母親も入院しているのですが、何かの圧力で報道がされないでいます。
その状況をジャーナリストの邦弘が世間に知らせたく思い事件を起こしたのです。
しかしその情報は、木幡が邦弘が知るように仕向けたものでした。
畑山もまた、木幡によって全てを奪われた被害者だといいます。
木幡の顔がわかるのは自分だけ、という畑山を特殊班は協力者として要請し、木幡が現れると思われる喫茶店に同行させます。
しかしその作戦も、警察内部に潜入していた木幡にはバレてしまっていました。
計画決行前に、瀧河は特殊班の面々に自分の目の病気を告白し、この事件が終わったら刑事を引退することを告げます。
泉は、ショックを受けながらも最後の捜査に全力を尽くすことを誓います。
そして、その日がやってきました。
泉は例の喫茶店で畑山と向いあって座り、瀧河も離れたところで待機しています。
その頃、分析班の竹林（木村了）と大森（北川弘美）は情報を精査し、白石（中原丈雄）らは柴崎大臣をさがしています。
兄の邦弘に奪われたカバンにGPSを取り付けていた関根素子（大谷英子）も、その発信元へ向かいますが、そこに邦弘も大臣もおらず、駆け付けた捜査員は呆然とする素子だけを確認します。
喫茶店では、木幡が入店してきますが、泉たちは気付きません。
なぜなら、畑山が泉らに伝えた木幡の特徴は、全て嘘だったのです・・・。
絶対零度 シーズン2、 最終話ネタバレ
【最終話】最期の日、その先に見たもの（視聴率：16.3％）
塚本（宮迫博之）を殺害した畑山（堀内敬子）が、唯一、木幡（ユースケ・サンタマリア）の顔を知っていることから、木幡がくる喫茶店へ同行させますが、畑山は裏で木幡と連絡をとっていて、トイレに行くふりをして逃走し、外で待機していた木幡の部下・川島（中村倫也）手引きで、二人に逃げられてしまいました。
結局、顔を知られずに終わった木幡は、頃合いをみて喫茶店をでて、畑山に電話をかけ、自分を証明するものについて問います。
それは、畑山と木幡との間にできた子供のへその緒、引き換えに逃走用のIDを要求する畑山。
取引の場所に向かった畑山でしたが、またも木幡に裏切られ、畑山はへその緒をとりにきた川島に撃たれてしまいます。
畑山と川島を探していた桜木泉（上戸彩）と瀧河（桐谷健太）が銃声のした方に急ぐと、瀕死の畑山の姿。
畑山は、喫茶店に木幡がいたこと、そして木幡の実態と言いながらコインロッカーの鍵を泉に託すと、息絶えてしまいました。
一方、川島を追っていた瀧河は川島を確保することに成功します。
その頃、木幡は川島が約束の場所においていった、へその緒を回収していました。
署に戻った泉らは、喫茶店の画像から、畑山がいっていた木幡らしき人物を特定し、ようやく木幡の人物像を共有できました。
そして、木幡が仕掛けた盗聴器を逆手にとり、木幡にまだ畑山が生きているとニセの情報を掴ませると、泉は盗聴器を壊しました。
泉は、畑山から託されたコインロッカーを開けると、そこには母子手帳がはいっていました。
その頃、白石（中原丈雄）と倉田（杉本哲太）により、柴崎大臣（丹波義隆）が監禁されている場所を特定に成功、高峰（山口紗弥加）が関根（木下政治）ら犯人グループに、木幡により犯罪に導かれたと説明し、大臣を解放するように説得しますが、大臣はすでに木幡が手配した外人グループに連れ去られた後でした。
さらにガスプラントにより有害物質が放たれていることを公表しないと、今いる場所を爆破すると立てこもりを続けます。
とにもかくにも木幡を確保しなければならなくなった特殊班。
そこで泉は、畑山が木幡と連絡をとっていた携帯から流産した子供が生きていることにして、子供に会いたくないか、と木幡にメールを送り、会う約束を取り付けます。
しかし、待ち合わせの場所に行くと、そこには仮面をつけた大勢の人間が。
これも木幡が仕組んだものでした。
泉は電話で話したいとメールをして、人込みの中から木幡を見つけますが、電話をしていた男に刺されそうになります。
とっさに泉を瀧河が庇い、瀧河が刺されてしまいますが、瀧河は泉に犯人を追えと言います。
一瞬、打たれた塚本を思い起こした泉でしたが、向き直り木幡を追います。
室長の長嶋（北大路欣也）から捜査員に指示を出すように言われる泉、適格に指示を出し、ついに木幡を確保することに成功します。
一方、柴崎大臣の行方を追っていた高峰と白石も、大臣を無事保護しました。
ようやく事件は解決し、瀧河は宣言通り刑事を退職し、目の治療をしながら家庭菜園に精をだしていました。
そんな瀧河に、泉は非番を利用して会いに行きます。
そして、署に戻った泉は、室長の長嶋から、新たに特殊犯罪捜査対策室に配属されてきた山内徹（横山裕）の教育係を命じられます。
泉が山内を教育する姿は、まるで瀧河が乗り移ったかのようなのでした。
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