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食品会社「S & F」の販売二課主任・東海林武（大泉洋）から、バス停で突然キスをされます。

スーパー派遣社員・大前春子（篠原涼子）は、東海林を無視してバスに乗り込みました…。

ある日、営業部長・桐島敏郎（松方弘樹）が春子を呼び、先日のマグロの解体ショーの実績を評価し、正社員登用の話を持ち掛けますが、契約更新はしないと春子はすぐに断ります。

正社員になって会社に縛られる奴隷にはなりたくないという春子に対して、正社員を代表して東海林が物申そうとしますが、結局何も言えず…。

昼休憩時、東海林とマーケティング課主任・里中賢介（小泉孝太郎）は一緒にランチへ。

里中は東海林に、春子にキスしていたのを見たことを告げます。里中と東海林の後ろの席では、春子がランチを食べていました。

春子に声をかけたい東海林は、電話番号を書いたメモを彼女に渡しました…。

東海林は、里中には照れ隠しでふざけて付き合ってみるようなことを言いますが、里中からは態度を怒られてしまいました。

そして、新人派遣社員・森美雪（加藤あい）の初の給料日。その額、約10万円。

ガッカリした美雪は、春子に借金をしようとしますが、素っ気なく断られるのでした。程なくして、S & Fは、ロシアの会社「ミューシカ」と商談をすることに。

東海林は、秘書として春子に同席してほしいと頼み、桐島からも頭を下げられ頼まれた春子は任務を承諾します。

春子が、ロシア語の通訳が必要か東海林に質問すると、東海林は、2年間モスクワ支社に赴任していたことを自慢げに伝え、通訳は不要と答えるのでした。

実は、東海林は、春子の派遣元の会社マネージャー・一ツ木慎也（安田顕）の元を事前に訪れ、春子がロシア語の資格を持っていないことを確認していたのです。

ミューシカとの商談の日。商談準備中に、美雪が大量の書類を落としてしまい、東海林は急いで契約書を探し出し、間違った書類を取り出したことに気付かないまま商談へ。

書類の山はキャビネットに片付けられ、キャビネットの鍵は美雪が預かるのでした。

ミューシカ一行が到着し、東海林はロシア語で商談を進めますが、双方の意見が割れ、なかなか話が進みません。定時の終業時間が近づき苛立つ春子。

すると、いきなり春子はミューシカ一団に向かってロシア語でまくし立て、1分で終えると宣言した通り、商談成立。定時になり、春子は退社。

その後、東海林は、春子の住む店「カンタンテ」に行き、商談が成立したお礼を伝えますが、冷たい対応の春子とケンカになってしまうのです。

しかも寒い店の外で東海林は春子に告白し、言い争っていた二人は同時にくしゃみ…。

美雪はというと、登録していた別の派遣会社から面談の要請があり、高時給の仕事の面談へ行くため、母親が急病という嘘をついて会社を欠勤。

その日、39度も熱を出してしまった春子は無理して出社し、休みの美雪の分の仕事までお願いされる始末。

ちなみに、東海林も風邪で欠勤。

そんななか、ミューシカ一団が急に帰国することになり、当日午後3時までに必要書類一式を用意することに。

しかし、契約書の書類に納品書が足りないことに気付き、春子は慌てて探します。

里中によると、商談前に書類をばらまいた際、他の書類に混ざってしまい、キャビネットの中に入っている可能性があるとのこと。

その鍵は美雪が持っていて、美雪が別の面談へ向かっていることに気付いた春子は、バイクに乗って美雪の元へ。

春子は、訳が分からず戸惑う美雪から鍵を受け取り、ミューシカとの契約も無事に終了。帰り道、結局面談をせずに戻った美雪が現れます。

里中が春子に声をかけると、春子はついに倒れてしまい、カンタンテへ運び込まれました。

カンタンテのママから春子の経歴を聞き、罪悪感を感じた美雪は心を入れ替えるのでした。

土日に風邪を治し、出勤した春子。

風邪で休んでいた東海林は、冷えピタを貼ったまま出勤し、契約を成功させたお礼として、春子を食事に誘いますが、春子は拒否。

東海林は、キスをしたことを持ち出しますが、春子に、「ハエが止まったようなもの」と言われてしまい、大激怒。

「俺がハエならおまえは電信柱だ！」と東海林はやり返すのですが、周りの社員たちは固まってしまうのでした…。