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ハケンの品格2が中止だった?13年ぶりの復活の意味!

主演の篠原涼子さんがスーパー派遣社員・大前春子を演じて大きな話題になった「ハケンの品格」が帰ってきます!2007年に放送されて以来、13年ぶりの復活となる「ハケンの品格」ですが、実は過去に続編の制作が中止になった経緯があったのをご存じですか?そこでこの記事では、ドラマ「ハケンの品格2」が中止となった理由や、今春13年ぶりに復活する理由について調べてみたいと思います!

ハケンの品格2大泉洋と大前春子のバトル期待が殺到!

ハケンの品格2 中止だった?

2007年1月期に放送された「ハケンの品格」は、平均視聴率20.2%、最終回の視聴率は26.0%を記録し、放送当時の「見て面白かったドラマアンケート」でも堂々の1位を獲得する大人気作品でした。

主演の篠原涼子さん演じる“スーパーハケン”の大前春子が次々に立ちふさがる難題を、爽快に解決していく姿に、多くの女性が憧れると同時に共感し、2008年には続編の制作も検討されました。

しかし、なぜか制作が延期、事実上の中止となってしまったのです。

その理由は、当時の時代背景が絡んでいました。

「ハケンの品格」が放送された2007年当時、正社員(正規雇用)と派遣社員(非正規雇用)の立場には大きな格差があり、その現実をリアルに反映し、ドラマ化されたのが「ハケンの品格」でした。

派遣社員の過酷な「労働条件」や、正社員との「格差社会」の中、篠原涼子さん演じる“スーパーハケン”・大前春子が、あらゆる技術と知識と資格を駆使し、だけどスマートに、正社員でも頭を抱える難題を解決していく姿は、まさに爽快そのもの。

共感を覚える女性はもちろん、現実社会を反映したドラマとしても秀逸の作品でした。

そのため、2008年には続編の制作が検討され、2009年夏放送を予定に主演の篠原涼子さんの出演の承諾も得ていたといいます。

ところが、2008年11月ごろから世間を騒がせはじめた「派遣切り」が、続編を中止へと導いていったのです。

【派遣切り】
企業が経営悪化などを理由に派遣契約を一方的に打ち切り、派遣社員が職を失うこと。

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2008年9月にアメリカの投資銀行リーマン・ブラザーズ・ホールディングスが経営破綻、そこから連鎖的に発生した世界金融危機が起こる、いわゆるリーマンショックが起き、日本でも雇用情勢が急激に悪化し、派遣社員を途中で解雇する事例や、派遣社員を雇わない”雇い止め”が多発しました。

出典:総務省統計局ホームページ https://www.stat.go.jp/info/today/097.html#k1

グラフからもわかるように、2009年だけ非正規雇用(派遣社員など)の雇用が前年と比べて減少していますよね。

その結果、”ハケン”にスポットをあて、”ハケン”と正社員の対立や、“ハケン”の過酷な労働環境をリアルに描く「ハケンの品格」が、時代にマッチしないドラマになってしまったのです。

制作側は、主人公・大前春子が派遣切りに遭うなど、設定の変更も検討したそうですが、世間でもあまり良くないイメージで報道されていた「派遣切り」を描くとなると、スポンサー企業への影響も懸念されたため、泣く泣く続編を断念したそうです。

このような事情で、「ハケンの品格2」は1度は中止となってしまったのです。

ところが、時代もかわり、令和となった今春、13年ぶりに復活することになりました。

その理由をつぎから考察してみたいと思います!

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ハケンの品格2続編は時代に合っていた?

13年ぶりに復活することになった、ドラマ「ハケンの品格」。

1度は中止となった続編が、なぜこの令和の時代に復活することになったのでしょうか。

理由は3つ考えられます。

正規雇用の減少

平成の時代は、正規雇用、いわゆる正社員が減少し、代わりに派遣社員など非正規雇用の割合が増加する時代でした。

総務省統計局の調査によると、平成元年に19.1%だった非正規雇用の割合は、平成30年には38.2%となり、19.1ポイントも上昇しています。

ドラマ「ハケンの品格」が放送された2007年の非正規雇用の割合は、下図から33%程度とわかりますが、その頃と比べても、やはり非正規雇用の割合が右肩上がりに増加しています。

出典:総務省統計局ホームページ https://www.stat.go.jp/data/topics/topi1192.html

このように、平成が終わった令和こそ、“ハケン”の時代なのです。

かつて雇用環境の急変で、たった2年の間に時代錯誤な題材となってしまった「ハケンの品格2」ですが、非正規雇用が増えた令和の時代だからこそ、再びリアリティ満載のドラマとなり得るのです。

「同一労働同一賃金」で大前春子の復活?

昨年から「働き方改革」という言葉をよく耳にしますが、その一環として、2020年4月に再び派遣法が改正されます。

この改正により「同一労働同一賃金」が導入されます。

現在、正規雇用労働者と非正規雇用労働者の間には給与や福利厚生などの待遇に大きな差がありますが、この「同一労働同一賃金」は、同じ仕事をしているなら、正規雇用と非正規雇用の間にある不合理な待遇差をなくしましょう!ということを意味しています。

2007年に放送された「ハケンの品格」では、篠原涼子さん演じる“スーパーハケン”・大前春子は別として、同じ23歳でも正社員の年収は475万円なのに対し、派遣社員は253万円と、多くの派遣社員は冷遇され、そのため契約期間満了前に自ら辞めていく派遣社員もいました。

しかし、今春放送される「ハケンの品格2」では、「同一労働同一賃金」が描かれることは必至で、2007年当時からは派遣社員の待遇はかなり改善されているはずです。

ただし、まだ移行途中の企業も多いはず。

そこに、大前春子の登場です。

引用 https://twitter.com/Gnews__/status/1219016962916810752

大前春子が、相変わらず向かうところ敵なしのスーパーハケンぶりを発揮しながら、「同一労働同一賃金」を訴え、派遣仲間の待遇改善を主張している姿が想像できませんか?

もしかしたら、「ハケンの品格2」では、この「同一労働同一賃金」を振りかざし、大前春子が派遣社員ながら管理職クラスと同等の待遇で活躍している姿が見られるかもしれません?!

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同世代の女性に支持

ドラマ「ハケンの品格」は、2007年放送時にも、当時の派遣社員の想いを代弁してくれている、と多くの女性に支持されていました。

現実では派遣社員という弱い立場で断り切れない色々を、篠原涼子さん演じる大前春子が、ズバッと断り、自分のペースを貫き通す姿に爽快感を得ていたのです。

一方で、加藤あいさん演じる新人派遣社員の仕事ができない姿に、ちょっと安心する側面もあったようです。

2007年からさらに派遣労働者の割合が増加した今、「ハケンの品格2」で描かれる派遣社員の姿は、さらに同世代の女性、特に、働く女性たちの共感を呼ぶことになりそうです。

正規・非正規雇用の待遇差の改善はもちろん、令和の時代に働く環境は、「高齢化」、「過労死」、「アウトソーシング」、「AI化」と、色々な課題や問題が渦巻いています。

篠原涼子さん演じる大前春子が、これらの問題にどう立ち向かうのか?

大前春子の“スーパーハケン”ぶりも去ることながら、これら問題に立ち向かう大前春子の姿も「ハケンの品格2」の見どころとなりそうです。

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ハケンの品格2中止まとめ

この記事では、ドラマ「ハケンの品格2」がかつて中止となっていた理由や、今春、「ハケンの品格2」が復活・放送される理由について調べてみました。

2007年に放送された前作の後、すぐに続編制作が検討されながらも、世界金融危機が起こり、予期せぬ労働環境の変化に制作を延期せざるを得なかった「ハケンの品格2」でしたが、非正規雇用の割合がさらに増加した令和の時代に見事復活することになりました。

篠原涼子さん演じる大前春子が、13年の時を経て、再びスーパースキルを発揮して、クールかつ爽快に次々と難題を解決していく様が見られるかと思うと、今からワクワクが止まりませんね。

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